コミュニケーション

情報の出し方

文章を書くのも、人と話すのも好きな方だけれども、どうしても苦手なことがある。それが、情報を出すタイミングを読むこと。コミュニケーションの方法の一つに、大事なことをあえて言わないことで読者や聞き手にドキドキさせたり興味を引いたりさせるという…

歯医者にて

およそ7ヶ月ぶりに、歯医者へ行った。虫歯の治療ではないけれど、歯石の除去とか、まだ残っている乳歯を守るためのメンテナンスとか、そういうことのために。痛い治療はないし、終わると口内がツルツルになって気持ち良いから、昔ほど歯医者へ行くのは嫌じ…

ロボットとヒトとコトバ

今読んでいる本の一つが、ブライアン・クリスチャン著『機械より人間らしくなれるか?』という本だ。原題は "The Most Human Human"。壁の向こうでチャットしている相手が、思考することができる人工知能(ボット)なのか、人間なのかを、審判員がチャットを…

企画あそび

夫との遊び。企画遊び。それは、何か条件を決めて、それについてどんな企画を考えるかというのを出し合うこと。昨日は、「もし、超低予算で、週に一回、夜11時からの一時間枠でテレビ番組を作ることになったらどんな企画を立てるか」というもの。やっぱり通…

メリークリスマスの返事

「メリークリスマス!」と言われたら、どう返せば良いか。これまでわたしは、「メリークリスマス!」と言い返すくらいの術しか持っていなかった。けれども、今年のクリスマスで、学んだ。 "You, too!" で良いのだということを。 Merry Christmas! You, too! …

問いを立てる、交わす

何かのオリエンテーションでも、勉強会でも、なんでも良いけれど、「なんでも質問して良いですよ!」と言われる場面というのに遭遇すると、血が騒ぐ。「さあ、どんな問いを投げかけてみよう」「どんな問いを投げかけたら、この場の議論が盛り上がるだろう」…

文章力を考える

出版界は苦労している。密度のある本がなかなか売れないそうだ。本屋へ行き、ぱらぱらっとページをめくり、ボリュームがあることを感じると、「読みきれないかも」と弱気になり、本を棚に戻してしまうのだという。だから、ページあたりの文章量は減り、ぱら…

「語らない」ということ

今日は、ひとつの大きな一段落の日だった。 人と濃く交わって感じるのは、いろいろな人が秘めた思いを抱えていて、機会があれば語りたいと思っていること。でも、なんらかの理由で、語らないという選択をしているということ。もう一つ気付いたのは、「語らな…

どんな街に住んでいる?

短期記憶を保つ力が弱くなった祖父は、会うたびに「今はどんな街に住んでいるの?」とわたしに聞いた。「イギリスにいたときは、どんな街に住んでいたの?」なども聞いていたから、わたしがイギリスにいたことは、深く印象に残っていたのだと思う。会うたび…

言葉が分かるもの同士の安心

昔、アメリカに住んでいたころに通っていた小学校は、私のような、英語が母語じゃない生徒を受け入れ、英語を外国語として学べるクラス(English as a Second Language / ESL)をもっており、私もそのクラスに入っていた。ふだん、体育や音楽、算数などの授…

どうして記憶したいのか

最近、人が書いた文章に、コメントをつけて返すというようなことを意識して実践している。ただ「面白かった」とか「素敵だった」とか書くのは、たぶん、誰にでもできることで、そういう言葉をコメントとするのは、勿体無いしつまらない。だから、できるだけ…

標準語を学んで欲しい!

わたしは数年前イギリスの大学院に進学したのだけれど、3月に日本で大学を卒業してから10月の入学まで時間があったし、実際にネイティブに囲まれての授業となると英語に不安もあったため、アカデミックな場で使われる英語、つまりディスカッションやリー…

ピコ太郎から英語を学ぼう

中学で最初の頃に習う英文といったら? This is a pen. ではないだろうか。実際にはそうでなかったとしても、 "this is a pen" の威力はなかなかで、忘れがたい。ちなみに、わたしが中学一年生で最初に使った英語の教科書の、一番最初の英文は "I like tenni…

おもしろがるチカラ

わたしが憧れる人というのが何人かいるのだけれど、その人たちに共通する点を挙げるとしたら「おもしろがるチカラ」をもっているということだろう。好奇心とも言える気がするけれど、それよりなんとなく広く捉えている。それを持っている人で輝いていない人…

知ったかぶりと、しらんぷりから

子供のころ、ジャイアンが怖くでドラえもんのアニメを観られなかった。テレビがついていて、ドラえもんが始まると、なにか理由をつけてテレビを消したり、チャンネルを変えたりしていた(たいてい「もう眠い」とか言っていた気がする)。たぶん、同じような…

催促すること、されること

なんの因果か、自分が記事を書くだけでなく、人に書いてもらう記事を集める側にもまわるようになってしまった。 「催促メールが届く」というのは、やっぱりうれしいことではない。スケジュール通りに原稿を書くという、言ってみればそれだけのことなのだけれ…

アナログが楽しくて

新しい趣味を見つけた。人にハガキを送ること。 知り合いの娘さんでハガキが趣味の人がいて、いつでも送りたくなったら送れるよう、ハガキセットを持ち歩いているのだそう、とは聞いていた。そのときは「そんな趣味もアリなんだなあ」くらいに思っていたけれ…