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原稿が消えたとき

文章を書くこと エッセイ

 下書きにして保存しておいたつもりのブログ記事が消えた。「保存したと思ったら消えていた」なんて、締め切りを延ばしてほしいときの言い訳がましいけれども、ほんとうに消えてしまった。パソコンのローカル上でまず書いて、それをコピーしてブログにもってくるというやりかたをしていればよかったのかもしれないが、最初からブラウザ上で書いていたし、その後一度ブラウザを閉じちゃったから、もう戻らないだろう。

 すこし前に書いていたはずのものが消えた、と発覚した瞬間、脳内で何パターンかの対応策が駆け巡る。どうにかして復旧させる? 思い出しながらすぐに書き直す? やる気をなくして今日はブログ書くのやめておく? 消えたこと自体をネタにする? 結局は消えたこと自体を今回のネタということにして、またゼロから書き直しているけれども、この一瞬での思考は、マズイことがばれたときの言い訳を考えるときのそれと似ている。普段はそんなに速く思考を走らせることなんてないのに、ちゃんとマズイときにはバーーーっと脳が回転してくれるからありがたい。そもそもその前に、ミスを防いでくれる脳ならなお良いのだけれど。

 もやもやしたり、イライラしたりするときは、ことばにして出してみると良いという。よくわからないもやもやも、言語化できると問題が整理できて、落ち着けるから。そして、「ブログのネタにすれば良いや!」と開き直れれば、何か次のステップに進める。開き直り力を身につけると、強いよね。そればかりに頼りすぎると、厚かましくなりすぎたりするのかもしれないけれど。いざというときは頼もしい味方。

 そう考えると、ブログは、良いお供だ。