おもしろがるチカラ

 わたしが憧れる人というのが何人かいるのだけれど、その人たちに共通する点を挙げるとしたら「おもしろがるチカラ」をもっているということだろう。好奇心とも言える気がするけれど、それよりなんとなく広く捉えている。それを持っている人で輝いていない人はめったにいない。おもしろがるということが、人を輝かせるのだと思う。

 なぜおもしろがる人が良いかというと、とにかく盛り上がるトリガーをたくさん持っているという点が挙げられる。それは、どんなにつまらないギャグを言っても笑ってくれるウケのいい人がいい、というのではない。言葉に言葉を、知に知を重ねられる対話を互いに楽しめる人が良いということ。

 今日はそんな人たちに出会う機会があった。わかることもわからないこともひっくるめて、おもしろがれる。なんでも理解した上でおもしろがれるという高度なことはできなくても良い。なんとなく、おもしろそう。おもしろそうだから知りたい。そういう好奇心が互いを刺激するし、会話を推し進める。わかることを目指して、あれやこれやとコメントを交わすのも面白い。

 勢い、上等。知らなくても突っ込んでいく。そういう人たちと、これからも交わりたい。