半端な水をどう使うか

 先日作った、あったかヌカ袋、夫のリクエストで第二号を作った。もう切って使える古着の袖もなかったので、ダイソーで買ってきたバンダナを二重に折って、それを袋状に縫って作った(写真左奥)。袖を縫うよりも、縫う距離が長くて、ミシンが欲しくなった。また、前回作った方のヌカ袋は、同じくダイソーで買った湯たんぽ袋をカバーとして使うことに(写真右手前)。この袋は化繊を使っているから、電子レンジに入れると溶けそう。電子レンジでヌカ袋をあっためるときは、カバーを外して温める。でも、洗濯できるように、カバーを付けたということ。夫の分も、色違いで買ってある。

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 湯たんぽも持っているし、時々使うけれど、あれは案外たくさんのお湯を使うし、湯たんぽに入れていた、温くなった水というのは使い道が難しい。飲むには躊躇するし、かといってゴム臭いのでそれで顔を洗うのもちょっと嫌。食器を洗うのも微妙。植物の水やりにつかって良いのかも、よくわからない。だから、迷った挙句に、ただ水道に流すことになる。その点、ヌカ袋は、中身をいちいち変えないで使えるから、なんとなく罪悪感が少ない気がする。その分、毎回電子レンジで温める必要があるけれど。

 湯たんぽの水の再利用で思い出すのは、昔読んだブログの記事。RAG FAIR土屋礼央さんじゃなかったかなあ。同じ湯たんぽの水の話ではなく、そちらはたしか、「あったかいお湯が出るまでのシャワーの水」の使い道についてだった。たしかに、シャワーを浴びようとするときって、なかなか体にかけたいだけの温度になるまでに、かなりの量の水を流さなくてはいけない。それがもったいないけれど、それをお風呂の湯船に貯めても仕方ないし、シャワーヘッドから出る水を飲食に使うのも気がひける、ということだ。同じ水道管を通っているはずの水なのに、キッチンから出る水と、シャワーヘッドから出る水では違うように感じるのは面白い。ましてや、トイレの水ならなおのことだろう。

 ラベンダー入りの、わたし用のヌカ袋と、ラベンダー無しで、ヌカと玄米と塩だけの夫用のヌカ袋。使い道が微妙な水も出さずにポカポカできる。冷えが厳しくなってきたこの時期は、これで乗り越えたい。(もちろん暖房やこたつもあるけれど)