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苦い春

季節 くいしんぼう

 今日は東京でも雪が降るくらい寒かった。寒いおかげで夕方行ったスポーツジムは空いていて、思う存分マシンを使えた。明日は筋肉痛だろうか。やっぱり、寒いし足元も悪いしで、来ていない常連さんも多かったけれど、来ている者同士は「お互い寒い中頑張ったね」という感情が共有されるようだった。誰も、口に出しては言わないけれど。

 フェイスブックをやっていると、時々「一年前の今日はこんなことしてましたよ」というのを表示してくる。うざったいと思うことも多いけれど、今日は少し嬉しかった。去年の今日、五つのふきのとうを採ったという写真だった。

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 今日はこれだけ寒かったけれど、春は近づいているんだ、と思えた。実際、今の寒波が過ぎれば、結構暖かくなるんじゃないだろうか。

 ふきのとうは八百屋で並んでいることもあるけれど、やっぱり自分で採る方が、おいしさは倍増する。蕗味噌にしてもいいし、ただ刻んで生のままお味噌汁に散らしても良い。もちろん、天ぷらは格別。じわりと口内に広がる苦味が、春を感じさせる。バレンタインやホワイトデー、ひな祭りなど、「甘い」イメージのイベントが多い季節だけれども、野の草の味を知っているわたしは、うららかで暖かで甘いだけが春じゃないという秘密を知っているのだ。