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野菜カード

 幕張という、都心から大して離れていないところで育ちながら、特に食べられる野の草花に関心があり、それなりに色々知っているという絶妙なバランスで育ったわたしは、「食べられる」つながりで野菜が畑でどんな風に育つかというのも比較的よく知っている方だ。車に乗っていて、知らない土地を走っている時に道沿いにある畑で咲く作物の花を見て、何の作物かがわかるくらい、だけれど。特に日本の本州で育てられるものについては、少なくとも同じくらいの街で育った人の中ではわかっている方だと思う。さすがに農家の人ほどとは言えないし、北海道へ行った時も、植生が違うのでわからないものもあったけれど。

 そんなわたしが、今日は古本や観葉植物を売っているカフェで友達とあって、衝動買いで、任天堂のゲームを買ってしまった。3DSでもnintendo switchでも、WiiUのソフトでもない。充電不要、テレビにつなぐこともない。その名も、「野菜カード」。かるたのように、カードは対になっている。可食部の野菜の絵があるものと、その野菜の花の絵があるもの。ひらがなで、野菜の名前も入っている。それを使って、トランプのようにも遊べるらしい。

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 気に入ったのは、絵が優しくも詳細なところや、花と可食部をマッチングさせるところ。全部で32種類の野菜があり、ジョーカーとして「虫」が入っているのも面白い。虫が、せっかくの作物を食べてしまう、ということか。

 図鑑や百科事典のような役割はないから、例えば「たけのこ」の可食部や花のカードはあっても、それの知識を提供するような情報はどこにもない。でも、それも良い。興味を持てば、調べれば良いのだから。押し付けがましくなく、それでも野菜に親しみを持たせてくれるというところが好感触だ。特に花のカードが気に入っていて、似ている菜っ葉系同士やウリ系同士でも、葉の形とか花のつき方が、微妙に描き分けられている。眺めているだけで楽しい。

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 今のところ、これで何をしようという計画は特にない。もしかしたら、カードをいつでも積んでおいて、明日八百屋で何を買うか決めるのに使えるかも。少し残念なのは、「季節」とか「旬」とか、そういう視点からの分類がないことだけれども、それも自分で調べてみようかな。

 お店でこのカードを買う時、お店の人には「お、良いもの買いますねえ」と言われた。こういうのを面白いと思う人が他にもいるというのは嬉しい。楽しい買い物ができた。