エッセイ

安堵とがっかり

注射前の憂鬱な夜が明け、よしと気合を入れて病院に向かったら・・・院内大掃除のため休診日ということだった。迂闊だった。嫌だ嫌だと思っていた注射をしなくて済んで安心したと同時に、嫌なことが先延ばしにされたのはもどかしい。さっさと終えてしまいた…

注射と採血

やっぱりインフルエンザの予防接種はしておいたほうがよさそう、と言われたので、明日、予防接種に行くことにした。恥ずかしながら、注射というものは四年ぶりだ。ややビビっている。正直に告白するならば、注射は、こわい。 なかなか理解してくれる人がいな…

「語らない」ということ

今日は、ひとつの大きな一段落の日だった。 人と濃く交わって感じるのは、いろいろな人が秘めた思いを抱えていて、機会があれば語りたいと思っていること。でも、なんらかの理由で、語らないという選択をしているということ。もう一つ気付いたのは、「語らな…

カレーとおでんとポトフと鍋と

大ぶりの鍋が活躍する季節。カレーも、おでんも、ポトフも、鍋も、どれも食べたい季節。細かい調理は気にせず、とにかく具材を切って、鍋に放り込んで煮込む。いっぺんにたくさん作ってしまえば、翌日にラクができるから、積極的に取り入れたいメニューだ。 …

どんな街に住んでいる?

短期記憶を保つ力が弱くなった祖父は、会うたびに「今はどんな街に住んでいるの?」とわたしに聞いた。「イギリスにいたときは、どんな街に住んでいたの?」なども聞いていたから、わたしがイギリスにいたことは、深く印象に残っていたのだと思う。会うたび…

お休みの音

今回はブログ投稿をお休みしようとも思ったけれど、「休む」という言葉について考えているうちに色々と思考が派生したので、少しだけ書こうと思う。 「休む」というのは、楽にすること。かといって、「何もしないこと」だけが「休む」ではない。そのときに楽…

50円玉とパンツのゆくえ

今日、数日ぶりに例のコインランドリーへ顔を出した。先日、パンツと50円玉が忘れ去られた、あのコインランドリー。ふと、あの50円玉がどうなったか気になったからだ。 結論としては、どちらも、なくなっていた。あのおじいさんが持って行ったのか、管理人が…

50円玉とパンツ

いよいよ師走に入り、気温も下がってきて、晴れた日でも日当たりによっては洗濯物が乾かなくなってきた。今年の冬は、できたばかりの近所のコインランドリーが早速活躍している。 そこのコインランドリーは、洗濯は200円から。乾燥は10分100円。ものごとは全…

共食い?

以前、人に「猛禽類のエサって何を食べさせるの?」と聞かれて、「ウズラのお肉を食べさせるところが多いんじゃないかな」と答えた。そうしたら「ウズラって、ウズラの卵のこと?」と聞かれたので、「そうじゃなくて、そのウズラの卵を産む、鳥の方だよ」と…

ほ・た・て

北海道滞在中、小樽の三角市場に立ち寄った際に購入したホタテとホッケが、クール便で届いた。さっそく夕飯に、夫と二人で一枚ずつ、ホタテをお刺身で戴いた。 お、お、美味しい〜〜〜!口に入れた瞬間、ホタテの甘みを感じられる。ホタテの味が脳に直接届い…

ノスリだった

先日載せた、鳥の写真。これを、いつもお世話になっている猛禽類マスターに見ていただいた。 ノスリだろう、とのこと。ネズミなどの小動物を捕食することから、鷹狩りには向かないと言われるし、その色から「馬糞鷹」なんて呼ばれることもあるしで、なんとも…

夜の空港

乗り物の運賃は一筋縄では読めない。電車ならば、どの駅からどの駅までいくら、というのはいつも決まっているし、いつ調べたって値段は変わらない。でも、タクシーは地域によって初乗り料金が違うし、日中に乗るのと深夜に乗るのとで値段が変わる。 値段の変…

スベらない話

普段文章を書いていて、あるいは人に話していて、なかなか一つのエピソードを自信もって「これはスベらない話だ」と言えるものはない。でも、今日のは実際、スベらない話だと言いたい。 おとといの夜から北海道に来ているのは書いた通りだけれど、今日は小樽…

寒すぎ北海道!

夫の実家の帰省ということで、北海道に来た。昨日の夜に到着。早速、ラーメンやら寿司やらとにかく食べる、食べる、食べる!の丸一日。 昨日は東京は20度近い気温で、久々に暖かい!と思える一日だった。それなのに。北海道に来てみれば、最高気温がマイナス…

Happy New Yearは数えられるか?

年賀状の季節になった。近くの郵便局では、さまざまなデザインの年賀状を売り始めている。といっても、わたしとしては年賀状という文化からだいぶ離れてしまっているけれど。それでも、せっかくハガキを書くという趣味を始めたのだから、今年の暮れは年賀状…

誰のためのヌードルハラスメント議論か

いま、「ヌードルハラスメント」なる言葉が話題に上がっているようだ。日本人がラーメンをすする音が、日本に観光に来た外国人にとっては「音のハラスメント」になっているらしい、ということだ。まさに、以前、イギリスでわたしが気にしたことに近い。 話題…

ぢちち

金沢から、能登に移動してきた、北陸の旅。いわゆる温泉宿に来た。 温泉の後は、もちろんビンに入ったコーヒーミルク!と思ったら、目に入った、ぢちち! ひらがな表記では「じちち」って書いてあったけれど、「地乳」なら、本来は「ぢちち」だろう。 ぢちち…

トンビかタカか

金沢に旅行に来た。金沢といえば加賀百万石。古くから文化が栄えた町で、その落ち着いた美しさ、磨かれた歴史、美味しい食を大いに楽しんでいる。 ひがし茶屋街を歩いていたら、神社を見つけた。そこは、卯辰山(うたつやま)で鷹狩りをしていた前田家のお殿…

オトナとコドモの定義

オトナとコドモを分ける定義は、いろいろ存在する。生物学的にも、社会・文化的にも、法律的にも定義ができるし、時代が変わればその定義も変わる。 でも、仮にここで、「乳歯が永久歯に全て生え変わったかどうか」をオトナとコドモを分ける境界としよう。そ…

【最終章】PPAPについて【可算・不可算】

これまで、二度ほどPPAPについてブログを書いてきた。一度目は、まじめに、冠詞について。二度目は、PPAPから派生した、いろいろなアレンジなんかについて。今回で、三度目となる。まさか、最初に観たときは、わたしが三度もこれについて記事を書くことにな…

寝る前の飲み物に

寝る前の飲み物にはホットミルクが良い、というのを聞いたことがある。まったりした暖かさが、体を眠りに誘う。あとは、カモミールティーも良いそうだ。ティーとはいっても、茶葉は使っていないのでノンカフェインだし、ほの甘い香りが心を鎮める。 その組み…

和歌わからない

ダジャレのようなタイトルになってしまったが、和歌や短歌、俳句などなどの日本の歌が、わからない。学校教育で俳句も短歌も和歌も川柳も、授業で扱われたことがあったはずなのに、キッチリとした定義もよくわかっていない。一応ことわっておくが、「和歌」…

考え事の散歩

考え事をするとき、散歩をすると良い、というのはいろいろな人から聞く話だし、わたし自身実践することもある。たしかに、机に向かって・本に向かって・パソコンやノートに向かって考えているときよりも、散歩をしているときにポンと良いアイディアが浮かぶ…

続・PPAPの話

すっかりハマってしまったPPAP。先日は本家の動画をとりあげて、今はもっぱら、インド版が気に入っている。 www.youtube.com ピコ太郎本人も気に入っているというインド版PPAP。本家に引けを取らない、いや、極端に言えば本家を超えた中毒性、面白さを帯びて…

梨のカオ

今回に限っては、言葉はいらない。 梨と、メンフクロウに同じ空気を感じられたら、それでいい。

ノート × 朝 でうまく一日を過ごす

以前、情報カードが良い味方、ということを書いたけれども、同時にノートも今最強の味方になっているので、それについて書こうと思う。 何か、長編を書きたいときや、構成が複雑なときには、情報カードが良い。なぜなら、縦に横に並べ、それを並び替えたり、…

水の効能

下町の風呂は熱い。江戸っ子は熱い風呂が好きというのは聞いたことがあったけれど、果たしてそれは本当だった。千葉で生まれ育った私にとっては、風呂の適温は41度くらい。夏はそれよりぬるめのお風呂にゆっくり浸かる。でも、41度より熱いと、とてもじゃな…

銀杏の季節

銀杏の季節。イチョウの木にみのる、あのニオイの強い実。あれのことを「キックボック」と言ってイチョウの木にキックかまして実をとろうとしていたのは、以前の記事にも書いた通り。 先日浅草寺に行ったら、大粒の銀杏が鈴なりになっていた。あれは大粒だ。…

ピコ太郎から英語を学ぼう

中学で最初の頃に習う英文といったら? This is a pen. ではないだろうか。実際にはそうでなかったとしても、 "this is a pen" の威力はなかなかで、忘れがたい。ちなみに、わたしが中学一年生で最初に使った英語の教科書の、一番最初の英文は "I like tenni…

原稿が消えたとき

下書きにして保存しておいたつもりのブログ記事が消えた。「保存したと思ったら消えていた」なんて、締め切りを延ばしてほしいときの言い訳がましいけれども、ほんとうに消えてしまった。パソコンのローカル上でまず書いて、それをコピーしてブログにもって…

空間センスが足りなくて

仕事ついでで、実家に帰ってきた。二週間前にも帰ってきたばかりだからあまり久々という感じでもなかったけれど、帰ってくるとつい昔の思い出の本とか写真とかを開いてしまう。その中で久々に開いたのは、昔、9歳のころにアメリカに住んだときに使った、英単…

わたし三大コレクション

昔からシールとかカードとかを無心にコレクションするタイプではなかったけれど、実家を出て一人暮らしをするようになってから、つい買ってしまうものがある。わたしの三大コレクション。石鹸・日本手拭い・お茶。五大コレクションなら、それにマグカップと…

カッパと戦った話

それはわたしがイギリスに住んでいたときのこと。わたしは一ヶ月ほどの間、毎朝カッパと戦うことになったのだ。ーー

野菜が高ければ肉を食べればいいじゃない

マリー・アントワネットが言ったという言葉で有名なのは、「パンがなければケーキを食べればいいじゃない」というもの。フランス革命前、貧困と食糧難にあえぐ民衆に向けた言葉とされているが、これは本当はマリーが言ったものではない、とか、今では当時の…

下町スポーツジムの女風呂

わたしは自宅からほど近いスポーツジムの会員になっていて、気楽にランニングマシン使ったり、プールで泳いだりしている。そうやって運動するのも大切だけれど、わたしにとってはそこについている風呂が大切だ。自宅で風呂を沸かして入るより、ジムの風呂に…

秋の大掃除

すっかり暑いと感じる日々も過ぎ、過ごしやすい気候になった。わたしは今年から、「秋の大掃除」を導入することにしていて、少しずつ、普段は掃除しないような箇所を掃除している。 大掃除といえば、一般的には年末に行うもの、というイメージだろう。「年越…

アナログが楽しくて

新しい趣味を見つけた。人にハガキを送ること。 知り合いの娘さんでハガキが趣味の人がいて、いつでも送りたくなったら送れるよう、ハガキセットを持ち歩いているのだそう、とは聞いていた。そのときは「そんな趣味もアリなんだなあ」くらいに思っていたけれ…

独演会より寄席

ある特定の落語家のファンだったり、じっくり落語を聞きたかったりという場合は贔屓の噺家の独演会へ行くのが良いかもしれないけれど、わたしは断然、寄席派だ。 寄席は盆も正月も毎日、年中無休で営業で、一人でふらりと立ち寄るもよし、友達と行くもよし。…

ゲームで記憶術

ゲームで記憶力をあげる、というと、なんだかマユツバのテクニックに聞こえる気がするが、最近、ゲームを記憶の補助に使えるんじゃないか、と考えている。 考えるきっかけになったのは、BBCのドラマ、『シャーロック』。主人公のシャーロックは、脳内にMind …

秘密主義とトイレ

わたしは結構な秘密主義の人間だ。まわりからしたらなんてことないことも、秘密にしておきたいタチで、書き途中の作文も、テストの成績も、構想段階のプレゼン案も、今読んでいる本も、ほんとは内緒なのだ。そんなだから、小さいころからコソコソしているこ…

秋の思い出

子供のころから、秋が好きだった。 秋が好きだったからといって、他の季節が嫌いだったわけではない。春も大好きだし、夏は自分の誕生日もあるし、冬のツンとした寒さもイヤではない。それでも、秋はワクワクする季節だった。 幕張に生まれた私はずっと千葉…