エッセイ

音に囲まれて

わたしは、音に敏感だ。神経が高ぶっているときは、隣の部屋にある時計の秒針の音すら、耳障りに聞こえてしまう。今は、エアコンの機械音、時計の音、冷蔵庫の音、自分のタイピングの音、外で車が走る音、自転車のブレーキの音、そして、近くの三味線教室の…

ロボットとヒトとコトバ

今読んでいる本の一つが、ブライアン・クリスチャン著『機械より人間らしくなれるか?』という本だ。原題は "The Most Human Human"。壁の向こうでチャットしている相手が、思考することができる人工知能(ボット)なのか、人間なのかを、審判員がチャットを…

試験の緊張

こんなに寒い日がセンター試験というのは、受験生も大変だ。いまの日本社会ではやっぱり「どこの大学に行ったか」が人生を変える大きなきっかけの一つになりうる。もちろん、そうじゃない場合も多いけれど。大学でどんな人と出会って、どんな本に出会って、…

ペルソナ5をプレイ:現実はどこへ

この連休、夫が去年買った、「ペルソナ5」というゲームで遊んでいた。ネタバレは避けたいし、詳しいことは書かないが、主人公たちが「現実世界」と「認知上の世界」を行き来しながら世直しをしようとするストーリー。わたしはまだこのゲームを始めて序盤の…

あったかヌカ袋

からだをあっためたくて、簡単にできるものを探したら、あった!手作りカイロ。もともと小豆を入れた手作りカイロは自作したことがあったけれど、今度は、玄米とヌカと塩を入れたカイロ。小豆を入れたものよりも中身がきめ細かいし、しっとり気持ち良い! コ…

使い切る気持ちよさ

実家に帰ると、最初の10ページほどしか使っていないノートがたくさん出てくる。ノートを使い始めるときは気合を入れて、字も丁寧、レイアウトもしっかり考えて書くのだけれど、だんだん嫌になり、途中で何かしらケチがつく。そうすると、完璧主義な気がある…

鳥の目・虫の目ekiden

お正月の定番、箱根駅伝。ekidenと書くと、けっこうローマ字感がなく、外国語っぽい。留学中を除き、ここ10年ほどは毎年観ている。一時期はコースのすぐ近くの神社でお正月にお手伝いをしていたことがあったので、その頃は生で観戦もした。 テレビで見れば、…

ラムネード

「ラムネ」というと、お菓子の方のラムネを思い出すだろうか、それとも、ビー玉が入っている不思議な形の瓶に入っている炭酸飲料を思い出すだろうか。この「ラムネ」という言葉は、「レモネード」が訛ったものらしい、と聞いたことがある。英語圏のレストラ…

プールと水風呂

スポーツジムへ行ってプールで泳ぎ、風呂で温まった後、水風呂に入る。この流れが気に入った一年になった。 でも我ながら不思議なのは、プールでは老若男女が思い思いに泳いでいるさまを見て何も思わないのに、水風呂で頭の先まで全身を沈める人を見ると、ち…

企画あそび

夫との遊び。企画遊び。それは、何か条件を決めて、それについてどんな企画を考えるかというのを出し合うこと。昨日は、「もし、超低予算で、週に一回、夜11時からの一時間枠でテレビ番組を作ることになったらどんな企画を立てるか」というもの。やっぱり通…

苦手な音

ベッドに横になる時、横向きに寝てまくらが耳に当たると、自分の鼓動の音が聞こえる。もっとも、いつも聞こえるわけではなく、神経が過敏になっているときだけだけれども。そういう、神経が過敏のときに、トクン、トクンという音が聞こえ続けるのは嫌なもの…

リピート派

好きな本とかアニメとか映画とかは、繰り返し何度も見たい派だ。例えば、名探偵コナンの映画『世紀末の魔術師』は何回観たかわからない。親に聞いてみると、小さいころからそうだったらしく、同じ絵本を何度も何度も読んでいたらしい。新しいものを次々と、…

火の用心

先日の糸魚川での大火事は、テレビで見ていて本当に痛ましかった。あんなに、炎は大きくなるものなのか。人間が簡単に消せるものではないのか。人間の無力さを感じた。こんなに様々なことを人間がコントロールできる時代になっているように見えるのに、一つ…

1000!

昨日書けばよかったのだけれど、昨日で、本ブログの総アクセス数が1000を越した。当初は年内に1000を越すと思っていなかったから、予想以上だ。わたしは無名の、一人のブロガーでしかない。そんなに宣伝も積極的にはしていない。それでもこんなに読んでくだ…

オリジナル志向

昔から「◯◯系」とか「◯◯なタイプ」というように、ざっくりと分類されるのが好きじゃなかった。人とは違っていたいという気持ちを重視する「タイプ」だったと思う。 だから「ゆとり世代」と言われるのももちろんのこと、「意外と保守的」と言われるのも「リベ…

食の清潔・気持ちの衛生

コンビニのおでんつんつんが話題になっている。しょうもないことを動画にするよなあと思いつつ、イギリスで出会った少しショッキングな出来事を思い出した。 それは、四年前の冬。当時イギリスに住んでいたとき、今の夫となる彼がイギリスまで遊びに来てくれ…

脱力したいとき

冬は寒さで体がこわばる。外を歩いているときも、気がつくと肩にぎゅっと力が入っている。寒くて血行が悪くなりやすい上に肩に力がはいるのだから、一年の中でもこの季節は肩こり首こりが一番苦しい。師走の忙しさも相間れば、眉間のシワも一層深くなる。 こ…

父と娘

久々にほぼ半日、父と娘とで過ごした。これからの社会の話、父の仕事の話、父の若い頃の話などなど。 わたしが大学院にいた頃は、父はイギリスで勤務、わたしは留学生で、徒歩5分のところに住んでいた。週末になると午前中に父の家に行き洗濯機を借り、洗濯…

実家に帰れば

実家に帰ってきてみれば、母も干し柿と干しリンゴをつくっていた。悔しいことに、干すための網はこちらのほうが何十倍も立派(そして高級)だし、出来上がった干し柿も干しリンゴも、上級に美味しい。 どうやら、柿は硬めのものを干すよりも、完熟のものを干…

無線な世の中

今どきの若いひとは、パソコンなどを使っている時の「保存」のアイコンが何の形なのかを知らないという。わたしは、ガンガン使っていた訳ではないけれど、よく知っている。フロッピーディスク。中学のとき、ある作文の先生は、作文の提出を原稿用紙ではなく…

安堵とがっかり

注射前の憂鬱な夜が明け、よしと気合を入れて病院に向かったら・・・院内大掃除のため休診日ということだった。迂闊だった。嫌だ嫌だと思っていた注射をしなくて済んで安心したと同時に、嫌なことが先延ばしにされたのはもどかしい。さっさと終えてしまいた…

注射と採血

やっぱりインフルエンザの予防接種はしておいたほうがよさそう、と言われたので、明日、予防接種に行くことにした。恥ずかしながら、注射というものは四年ぶりだ。ややビビっている。正直に告白するならば、注射は、こわい。 なかなか理解してくれる人がいな…

「語らない」ということ

今日は、ひとつの大きな一段落の日だった。 人と濃く交わって感じるのは、いろいろな人が秘めた思いを抱えていて、機会があれば語りたいと思っていること。でも、なんらかの理由で、語らないという選択をしているということ。もう一つ気付いたのは、「語らな…

カレーとおでんとポトフと鍋と

大ぶりの鍋が活躍する季節。カレーも、おでんも、ポトフも、鍋も、どれも食べたい季節。細かい調理は気にせず、とにかく具材を切って、鍋に放り込んで煮込む。いっぺんにたくさん作ってしまえば、翌日にラクができるから、積極的に取り入れたいメニューだ。 …

どんな街に住んでいる?

短期記憶を保つ力が弱くなった祖父は、会うたびに「今はどんな街に住んでいるの?」とわたしに聞いた。「イギリスにいたときは、どんな街に住んでいたの?」なども聞いていたから、わたしがイギリスにいたことは、深く印象に残っていたのだと思う。会うたび…

お休みの音

今回はブログ投稿をお休みしようとも思ったけれど、「休む」という言葉について考えているうちに色々と思考が派生したので、少しだけ書こうと思う。 「休む」というのは、楽にすること。かといって、「何もしないこと」だけが「休む」ではない。そのときに楽…

50円玉とパンツのゆくえ

今日、数日ぶりに例のコインランドリーへ顔を出した。先日、パンツと50円玉が忘れ去られた、あのコインランドリー。ふと、あの50円玉がどうなったか気になったからだ。 結論としては、どちらも、なくなっていた。あのおじいさんが持って行ったのか、管理人が…

50円玉とパンツ

いよいよ師走に入り、気温も下がってきて、晴れた日でも日当たりによっては洗濯物が乾かなくなってきた。今年の冬は、できたばかりの近所のコインランドリーが早速活躍している。 そこのコインランドリーは、洗濯は200円から。乾燥は10分100円。ものごとは全…

共食い?

以前、人に「猛禽類のエサって何を食べさせるの?」と聞かれて、「ウズラのお肉を食べさせるところが多いんじゃないかな」と答えた。そうしたら「ウズラって、ウズラの卵のこと?」と聞かれたので、「そうじゃなくて、そのウズラの卵を産む、鳥の方だよ」と…

ほ・た・て

北海道滞在中、小樽の三角市場に立ち寄った際に購入したホタテとホッケが、クール便で届いた。さっそく夕飯に、夫と二人で一枚ずつ、ホタテをお刺身で戴いた。 お、お、美味しい〜〜〜!口に入れた瞬間、ホタテの甘みを感じられる。ホタテの味が脳に直接届い…