不運続きの春?

不運続き

 

 最近は、どうも不運続きでした。3月末、まだ春休み中だった息子と近所のスーパーへ行って、買い物をしている間に自転車の後輪のタイヤがパンク。近くに自転車屋さんがなかったので、息子を子供用座席に乗せ、丸1時間かけて自転車を押して自転車屋さんへ。タイヤ交換をせざるを得ない状況で、思わぬ出費でした。

 その3週間後、息子が幼稚園に行っている間に買い物をしたり図書館に寄ったりしているうちに、また自転車がパンク。今回は、前輪と後輪にひとつずつ画鋲が刺さっていたのです。タイヤ交換したばかりなのに、両輪ともベコベコ。両輪ともパンクした自転車は、後輪だけパンクした自転車よりずっと押しにくく、「これを押してまた自転車屋さんに駆け込むのかぁ」と大変落ち込みました。出費も辛いですが、両輪パンクの自転車を押すことを想像するだけで、ガックリ。

 しかもその日の夕方、外に干していた洗濯物を取り込み、さっそく着るために手に取ったら、シャツから「ブブブブブ」と大きな音を立ててバイブレーション。飛び上がるほど驚いて、外にシャツを持ち出し、シャツを振り回してみると、やっぱり大きな「ブブブブブ」の音。5分以上格闘して、やっと、1匹の蜂がシャツから出てきました。なんとか刺されずに済みましたが、自転車のパンクで凹んだ直後だったので、余計にヘトヘト。その日はふて寝するように布団に入りました。

 

 ネットで調べると、自転車の出張修理の業者さんを見つけて、翌日には修理に来てもらえました。タイヤのパンク以外にもブレーキ周りの不具合を見つけてもらい、ついでにパーツ交換と修理。自転車の思わぬ事故を防ぎ、より安全に走れるようになったので、パンクは大変だったけれど、ほっとしました。

 

 ほっとした矢先、今度は車を電柱に擦ってしまい、また修理。これが1ヶ月の間に立て続けに起こったので、友達には「厄祓いに行けば?」と言われる始末。たしかに、この不運続きは神様にすがりたくなる気分にもなりました。

 ただ、最初こそ「不運の連続」と思っていましたが、よくよく考えてみれば自転車のパンクは、ブレーキ周りの不具合の発見につながり、洗濯物に付いた蜂は誰のことも刺さずに済み、車の事故だって、他人の家を壊したり他人を怪我させたりすることには至らなかった。そう考えると「ラッキーの連続」なのかもしれません。

 神様のところへは、厄を祓ってもらうのではなく、周りの人が無事で済んだことを感謝しに行きたいと思います。 この春は、ゴミ捨てを頑張って、普段出るゴミ以外に、ゴミ袋何袋分も不用品を出せています。雑草取りも頑張って、45リットルのゴミ袋10袋以上出しました。ゴミと一緒に、悪い運も吐き出せた、ということなのかもしれません。お金はかかりましたが、酷いことにならずに過ごし、悪運を吐き出し、いい気持ちで初夏を迎えたいと思います。